愛してるけど好きじゃない
愛してるけど好きじゃない。
ドラマ カルテットの話。
この感情がわたしにはわからない。
けど、1話で大いに共感したのが唐揚げにレモン。
わたし自身も夫さんと同じで唐揚げにレモンは必要ない派。何も言わずにかける人を見たら(あっ…。)と心の中で思う。
けど言わない。
家族とその話をしてると「それは相手に言ったらいい‼︎」「言わない方が良くない。」「言わないとこれからの関係長続きしない」と言われた。それはわかってる。でもそれでもわたしは言えない。
(あっ…)と思った時点でレモンをかけ終わっているということ。
そこでまあいっか、仕方ないと思う。
だって言ったって戻らないもん。
別にレモンかけられてもアレルギーとかじゃないし、絶対に食べられなくなるわけじゃないし…。「レモンかけないで欲しかったなぁ」なんて言えば、その場の雰囲気は確実に悪くなる。じゃあ言わないでそのまま食べよう。
けど、そこで食べてしまうともう後には戻れない。
1回目に言わないといけないということ。
2回目に唐揚げを食べるというときにも必ずレモンはかけられる。そこで、かける前にレモンいらないと言うとする。
「え‼︎そうなの‼︎前もかけちゃってたね。ごめん」や「前の時に言ってよ〜〜‼︎」となる。
そう返ってくると思うと(ま、いっかレモンぐらい。相手はかけたいんだからかけてもらったら。)となってしまう。相手が喜んでいるなら、それでおいしく食べてくれるならそれでいい。
この時はレモンぐらい大したことないと思うんだけど、のちのち心の中のレモンは大きくなる。
唐揚げが出てくるたびに(よくよく考えたら小皿にとってさ、自分だけレモンかけたらいいのになあ。そしたら2人ともおいしい唐揚げ食べられるのに)と思うけど言えない。
そうすると他のところでももやもやすることが出てくる。
そこで言えばいい。
と思うだろう。わたしもそう思う。
でも、ことの発端は初めにレモンいらないと言えなかったわたしにあると思う。
そう考えると我慢するしかない。
我慢することがしんどくなってきたら、もうこの関係をやめるしかない。さようなら。
となってしまう。
相手からしたらなんで⁈急にどうしたの?どこが嫌だったの?なんかした?ってなるだろう。わたしも何が、どこがっていうのはない。
しいて言えばレモン。
その話だけを聞いた人はレモンぐらいで⁈となる。だけど、やっぱりレモンなんだよ。
たががレモンされどレモン。